生活習慣病コラム
運動は基本中の基本 Vol.1
運動不足は生活習慣病の発症を手助けしてしまいます。運動によって血管を健康な状態に保てば動脈硬化を防ぐことができ、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを減らすことが可能なのです。同時にメタボリックシンドロームも解消することが可能です。そのため、下記の項目に思い当たる点がある人は、運動不足解消を心がけましょう。
・事務職なので仕事中はほとんど歩かない
・休日は外出せずに家にいることが多い
・駅に階段とエスカレーターがあれば、必ずエスカレーターを使う
・最近、汗をかくような運動をした記憶がない
例えばII型糖尿病は、遺伝的要素に「食べ過ぎ」「運動不足」「肥満」「精神的ストレス」「加齢」などが加わると発症するといわれています。もちろん遺伝的要素がある場合でも、しっかり運動をしていれば発症しない人もいます。体を動かすことによってエネルギーを消費すれば、血糖値が上がりにくいからです。
生活習慣病を防ぐためには、週に3日以上、1回30分程度の運動を実践する必要があります。もちろん毎日運動できれば、その方が理想的であることはいうまでもありません。よく知られている方法ですが、通勤・通学時に一つ前のバス停で降りて歩くというやり方も効果的です。問題なのは、続けて行うことができるかどうかです。
激しい運動である必要はありません。ウォーキングなどの有酸素運動で十分です。水泳やラジオ体操といった運動も効果的です。膝の痛みなどの問題がない人は、軽いジョギングもいいでしょう。いずれにせよ「自分に合っていて、続けられる運動」を見つけることが一番です。
ただ、早朝のウォーキングには気を付ける必要があります。睡眠時には体内の水分が失われていますから、起床後すぐにウォーキングを始めるのではなく、水分を補給して1時間程度たってからスタートしましょう。
岩沼市近隣において
「近くのスーパーマーケットにある野菜が新鮮だから、休日はそこまで買いに歩く」
「朝日山公園を1周すると、飽きずに30分歩くことができる」
「名取エアリを全フロア回ると1時間以上楽しめる」
こういった複数のモチベーションを活用すれば、持続可能なウォーキングができるに違いありません。
適度な運動をすると、睡眠にもいい影響を与えます。睡眠の質を上げるためには、寝る直前までスマホをいじっていたりパソコン画面を見つめていたりといったことは避けましょう。ブルーライトは睡眠の質を下げるということが、さまざまな研究結果で明らかになっているからです。
2024年12月16日